2014/11/10
嫌なことで、生きていく
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雑記
久々母港SS。
オチはないです。
YoutubeのCMが駅広告のみならず、TVでも打たれ始めてしばらく経ちました。
「好きなことで、生きていく」というコピーをかかげ、Youtubeのアフィリエイトで稼ぐ人たちがモデルとして取り上げられています。
ぼくは別にヒカキンやマックスむらいの信者でもアンチでもないのですが(というよりあまり興味が無い)、この「好きなことで、生きていく」という言葉、なかなか生の世界を風刺しているなあと感じました。
要は彼ら(Top Youtubers)は少数ながら、実際に好きなことで生きているわけですよ。彼らは好きなことをして、それで稼げている。たとえ機械的になっていたり、自他共に面白みを感じなくなっていたとしても、ある程度は楽(らく)をして稼げているわけです。
しかし、裏を返せばそれは、彼ら以外の多くの人は好きなことをしていては生きていけないということでもあります。嫌なことをして、生きているわけです。
Top Youtubersは、現代社会(あるいは古代から続くこの「生きる」ことが目的な世界)において、「人は嫌なことをして生きねばならない」ということを我々に突きつけたわけです。しかも「でも自分らは例外だけどね^^」と煽りながら。
あのCMを見た子どもたちは「好きなことでは生きていけない」ということを知るでしょう。
まあ子どもなんて騙されやすいものですから、ヒカキンらがモデルマイノリティであることに気づくのには時間がかかるのですが。
おとなになったら、ほとんどのひとは、いやなことで、いきていくんです。
私には それがたまらなく嫌なのだ
ならば逃げよう その先に何があろうとも
その現実からも 逃げてみせよう
私には この生き方しかできない
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