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2016/05/15

声優が好きな自分が好き


前々から、某声優のドル売りについてどうも違和感を抱いていて、どうしても書き綴っておきたいのでここをその場とします。

声優のドル売り、これ自体はもう昔から(それこそ清水愛の時代から)あったことなので、それについて深く言うつもりはありません。
私が気になっているのは、その「ドル売りの対象となっている声優が、対して実力もないのにアイドルとして成立し得ている」点です。
(ドル売りとはアイドル売りのこと。声優を「声優」としてではなく、いわゆる「アイドル声優」として活動させていくということです。)


「お前声優としては三流も三流ド三流で、まともな出演作品もほとんど無いのに、なんで売れてるみたいな空気の中でCD出したりしてんの?」

「そもそも声優としては名前売れてないのに、なんでアイドル声優としてはそこそこ売れることができるの?無名なのにどうして人気出るの?声ヲタおかしくね?お前らほんとにその声優が好きなんか?本当は、『マイナーな声優を応援している俺様カッケー』したいだけなんじゃねえの?」


上2つは私の言いたいことの一部です。感情論。
流れとして、人気でないものがなぜか急に人気になるのは、不健全な何かが絡んでいるとしか思えないです。
また、オタクにありがちな「マイナーなモノ好きな自分が好き」スキルはここでも発動している気がしてなりません。鶏口牛後、別に良いですけど、自分に正直になったほうが良いと思いますよ。

さて、ここからはその声優を案じる話をします。
別に誰が人気になろうが、オタクが誰を推そうが勝手です。
主な出演作品がテニスしないテニスと、後発の後発でゲームが一番つまらないアイドルものしかなくて、それでもCDデビュー出来てCDをAKB商法でオタクに売りつけて、アルバムまでリリース出来てしまおうが、事務所がOK出してるんですからOKなんでしょう。

しかし、私としては、
「声優」としてスタート→人気になる→歌とか歌っちゃう→更に人気になる→ライブとかしちゃう→
更に人気になる→いつのまにか「アイドル声優」になっている
という、正しいであろうフローを踏むべきだと思います。でないと、

「アイドル声優」としてスタート→まやかしの人気かもしれない→声優の仕事が来るとも限らない→
いずれ飽きられる→「アイドル声優スタートの声優」はもはや声優ではないため、「声優」の仕事がない→
終わり
という先行き不安な道を歩むことになりかねません。

アイドル声優でなくとも、声優はいつか飽きられるのでは?と思う方もいるでしょうが、少なくとも「アイドル声優スタートの声優」よりは息が長いはずです。
「声優スタート」で現状アイドル声優扱いの声優、例えば花澤香菜さんとか戸松遥さんは、今でも人気ですし「声優」の仕事もあります。

もちろん、ドル売りスタートで人気を掴み、声優としての仕事が増える例もあるでしょうが、例えばIrisクボタは声優の仕事ほぼ無いですね。顔可愛いのに。もはやアイドル声優ではなくただのアイドル。
芹の方はそこそこ?ちょっとよく分からないです。

少なくとも記事画像の声優は、声優としても伸び悩んでいる時に、それこそ「急に」ドル売りに転換したので、かなり将来的には危ういと思います。

きっと、悪いのは声優ではなく、売りだそうとしているプロダクションだったりレコード会社ですね。
あるいは、こういう空気作りをしてしまっている売り手と買い手全員かもしれませんが。
ひょっとしたら無理矢理にでもドル売りした方が業界全体が賑わう(≒潤う)ということがいつのまにか証明されていて、今はそれを実践している時なのかもしれません。

そうだとしたら、私が口を挟むのは野暮ですね。そうであることを願いつつ、私は声優大橋彩香さんを今日も応援しています。
終わり(津田ちゃんお渡し会は落選でした)。
(渡部さんをディスってるわけではないのでファンの人は怒らないでください。)

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