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2013/05/13

大人であるということ

ぼくよりも年上の人間は、その大部分がぼくよりも先に死ぬ。

つまりその人達の見ることの出来ないより進歩した世界を、ぼくは見ることが出来る。

この時点で、どんなに能力のある人間であってもぼくより年上というたったそれだけの理由で、ぼくは彼らには負けることなどないのだ。

ざまあみろ。君達が見たいと思っても見ることの出来ない世界を、ぼくは見ることが出来る。

ざまあみろ。ぼくが生まれてくる前に君達が見ていたぼくが見ることの出来なかった世界など、所詮は古びた文明の大したことのない世界で、見る価値の無いものだ。

ざまあみろ。君達が死んでもぼくは生きている。君達がどんなに優れていたとしても、それは過去の出来事で、価値など消え失せる。

この世の中、金でも名誉でもない。「命」こそがすべてだ。能力のある人間?偉い人間?金持ちな人間?でも、ぼくより先に死ぬんだよね。無様だね。

だからなにも恐れることはない。ぼくより年上の人間など、ぼくに敵うはずなど無いのだから。

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