2015/06/02
否定の否定
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雑記
その界隈では有名らしいです。
マジック・ザ・ギャザリングの「生き写し」というカード。
この効果があり得ないほどわかりにくいという話。
初めてこの文章を読んだ時、
『それらを「その一方が他方のものでない色である」でない場合、破壊する。』
ってどういうことだよ……って思いました。
要は「二者が完全一致している場合は破壊する」ということだそうです。
「その一方が他方のものでない色である」でない場合、破壊する
→「その一方が他方のものでない色である」である場合、破壊しない
→「その一方の色が他方の色である」でない場合、破壊しない
→「その一方の色が他方の色である」である場合、破壊する
→「一方の色が他方の色」である場合、破壊する
順を追うとこんな感じですか。
「でないであるでない」って部分が文章を分かりにくくしている原因だと思います。
否定を(-)、肯定を(+)に置き換えて乗算として処理するとわかりやすい……かなあ。
ちなみに、日本語訳だけではなく、英語原文の時点で既にわかりにくい書き方だとか。
例として、
1.赤と緑を対象とする。
2.「その一方(赤)が他方(緑)のものでない色(である)」でない場合は破壊されるが、
3.「その一方の色(赤)が他方の色(緑)でない」であるため、これらは破壊されない。
1.白と白青を対象とする。
2.「その一方(白/白青)が他方(白青/白)のものでない色(である)」でない場合は破壊される。
3.「その一方の色(白)が他方の色(白青)でない」でないため、破壊される条件を満たすが、
4.「その一方の色(白青)が他方の色(白)でない」であるため(青が他方には存在していない)、
5.結果、「その一方が他方のものでない色である」であるため、破壊されない。
……(死んでいる)。
あ、今月は2-5も3-5も撤退無しで終わったので嬉しかったです。
終わり。
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