IWC ポートフィノ・クロノグラフを購入しました。
結論を先に述べると買って正解でした。格好良いし可愛いしミルガウスと違っておそらく一般受けするからモテる(ダウト、モテない)。
Twitterで自分のつぶやきを探ってみると、どうやら1年前から買うか悩んでいたようだったので、遅かれ早かれ手にしていたのかなと思います。今年は増税もあるし。
お値段だいたい50万円。
誕生日おめでとうジェニファー。(私はジェニファーではありません。)(今日は私の誕生日ではありません。)(破産した。)
○スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | IWC(International Watch Companyの略) |
モデル | ポートフィノ・クロノグラフ(IW391020) |
色 | ブラック |
機能 | クロノグラフ、デイデイト |
ケース径 | 42mm |
ケース厚み | 13.6mm |
パワーリザーブ | 44時間 |
ムーブメント | SELLITA製汎用ムーブ |
夜光 | なし |
材質 | ステンレススチール |
新古 | 新品(並行輸入店にて購入、2018年ギャランティー) |
定価 | 635,000円(税別) |
ムーブもセリタ製(※)ということで、よくあるスペックです。
ゆえに語る部分も特に無し。ただしデザイン10億点。
強いて言えばケースサイズが42mm、これを大きいと捉えるか丁度良いと捉えるかでしょうか。
私は実物を何度も見ていたのでサイズ感を把握していましたが、そうでなくネットでしか見たことがない時計をネットで買う際は、ケースサイズはちゃんと見ておいたほうがいいと思います。
※時計の中身だけ作ってるスイスの(時計業界では超有名な)会社です。
世の高級時計、実は大半がETA社やSELLITA社が作った汎用ムーブメントが積まれているので、価格の大部分がガワ(デザイン)とブランド代ということになります。
IWCやOMEGAをはじめ、有名メーカーの多くが安価モデルには汎用ムーブ、3桁を超えるような高価モデルには自社謹製のムーブを積むという方針を取っているようです。
値段やモデル問わず、全てに自社ムーブを積んでいるメーカーは数が限られています。ROLEXは数少ないこっち側のメーカーの一つ。(他はググってみてね。)
反対に、全てのモデルに汎用ムーブを積み、ブランドでメッキをして高値で売っているようなメーカーもあります。シャネルなどファッションブランドの時計はこっち側です。
ね、勉強になったでしょ?
*
以下は私の時計に対する雑感です。暇な人は御覧ください。
○選ぶ基準は何か
①広く深く探すこと
「これいいじゃん!これにしよう!」
は危険だと思っています。一旦落ち着いて、他の、それこそ全く興味のないメーカーにも目を向けてみることが重要。
時計に限らず、「良いと思って買ったがよく見たらそうでもなかった」「良いと思って買ったものよりも良いものを見つけてしまった」はとても勿体ないので、慎重に決めるのがよいと思います。
②人の意見は聞いたり聞かなかったりしろ
一番大切なのはデザインが好きかどうかだと思います。
メーカーや値段ではなく、見た目。好きかどうかです。
人も時計も見た目が10割です。
「これいいじゃん」が他人にとって不正解だとしても、あなたにとっての正解です。その正解が正義です。
それをふまえて、「他者に意見を求めることに意味があるのか」と問われるとそれは当然"YES"、意味はあります。
①に関連しますが、自分の意識外・視野外の時計を知る機会を他人が与えてくれるかもしれません。
それは活用しましょう。
「へ~こんなのもあるのか知らなかった。でもまあ……」
第一印象はこんなでも
「そういや前聞いたあれ、ちょっと気になってきたな……一応もう少し見とくか」
となったりしますよ。
○なぜポートフィノ・クロノグラフか
↑ミルとGSは時刻合わせしばらくやってないので1分弱進んでいます。
メイン機として使っているのはご存知ROLEX社謹製のミルガウス(写真左)です。
これの相方となれるようなモデルを探していました。
Grand Seikoはもちろん気に入っていてたまに付けたりもしますが、いずれも3針モデル、もう少しデザインに差をもたせたいと思っていました。
要はクロノグラフが欲しかったということです。
ミルガウスが3針ノンデイト、ならば次に買うべきはクロノグラフデイト。
これでバランスが取れると考えました。ミルが白なので同色は避ける、これも重要です。
私の今回の購入要件は、以下の通り。
・無難に3窓クロノグラフ、縦目でも横目でもいい
・色は黒かパンダ
・ベゼルにタキメーターが欲しい
・デイトはあってもなくてもいい。でもミルガウスがノンデイトなのであったほうがいい
・ブレスはSS、無理そうなら革でもいい
・ムーブは汎用でもいい
・デカすぎるのはNG
・サブ機とはいえおもちゃではない。長く使うことを想定
・できれば新品でちゃんと買う(新品在庫が存在している)
・あまり人と被らない
全て個人的な好みの話です。私の魂が欲しているものを文字に起こすとこうなるのです。
これをなんとなく満たしつつ、デザインも気に入ったものを探ります。
候補として挙がったのは以下の通りです。
今回、私はこれらの購入には至りませんでしたが、逆にこれを機に皆さんが買って頂けたら良いなって思います。
①IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ
可愛いデザインと、40.9mmというちょうどいいサイズが魅力です。
ノンデイトも個人的には良いと思っています。
アラビア数字は個人的にはやや苦手ですが、例外としてこれはOK、むしろかなり好きです。
買うなら写真の逆パンダカラーが欲しいですね。
なぜ買わなかったかというと……。ポートフィノを買ったからです。
ポートフィノを買ったから、今回は買わなかった。つまりいつか買うぞオイ!!!!
②IWC GSTクロノ
廃盤です。ブレスまでSSなのが加点。フェイスもおしゃれです。ガラス内フチの英字ロゴがGSTにしかないデザインのはず。
ただし手に入れるとなると中古しかなく、今回は避けました。
もう少し早く生まれたかったですね。ええ。
③BREITLING ナビタイマー
42mmもしくは41mmのモデルが候補でした。それ以上は大きいかな……。
フェイスの情報量の多さはメーカーの垣根を超えてトップレベルであり、この「ごちゃごちゃ感」が人気の一つでもあると思います。
また、縦目横目両方が存在していたり、サイズやカラーが豊富なのも買いやすい点です。
ただし、人と被りすぎるため見送りました。
のえカンパニーだと見える範囲で2人ナビタイマー持ちです。
④TAG Heuer カレラクロノグラフ
実は、密かに要件をすべて満たしていたりします。
ただ今回見送るに至った理由はもちろんいくつかあって
・めっちゃ被る
・実物が思ったよりもチープに見える(持ってる人ごめんなさい)
・デザインが無難すぎてちょっと面白くない(持ってる人ごめんなさい)
など。(トゥールビヨン搭載のやつは悪くないと思いますがそれ買うならデイトナ買うということで……。)
ただ、値段的にもブランド的にも非常に良いことは確かなので、高い時計のエントリーモデルとしては最適だと思います。
⑤TUDOR クロノタイム
廃盤です。デイトナを縦目にしたようなフォルムが個人的にどストライクなのですが、いかんせん中古しか市場に存在していない様子。
そして当時売値20万程度だったものを中古箱無しで50万で買うのは流石に……、ということで断念。
デザインはものすごく好みなだけに残念です。もっと早く生まれたかったですね(2回目)。
ちなみにかつてTUDORはチュードルと呼称されていましたが、チューダーに改められました。(まあ8割の人がチュードル呼びのままだと思いますが。)
⑥ROLEX デイトナ(116500LN)
これだけゴテゴテしたデザインなのに40mmという小ぶりなフォルムが素敵です。
値上がりは依然止まらず、いつのまにか300万に到達しそうな勢い。
普通に考えて高すぎるため断念(英断)。
買えないことはないですし(イキリ)、買う価値もあると思いますが、若造には似合わないでしょうね……。小指詰めるような状況に身を置くようになったら買いますかなw
[番外]ROLEX ヨットマスター
3針ロレだとこれが今一番欲しいです。ベゼルがプラチナ素材。
これに限らずROLEXの厚いベゼルってマニアにしかウケてない気がしません?女性受けがべらぼうに悪そう。
私は好きなのですが、皆さんはどう思いますか?
秒針が水色ってのがちょっとマニアックだと思います。個人的にはかなりチープに見えますが、それが逆に良いですね。
新型ミルガウス出ないならこれ買っちゃおうかと思ってます。3桁するのでそこが悩みどころではあります。
*
他にも雑に挙げてもよいなら無限に出てくると思いますが、一旦終わりにしておきます。
これを読んでいる皆さんがいつか時計に興味を持った際、この文章がどこかで何かの一助となれば幸いです。
ということであれやこれやと考えて、無事購入に至ることが出来ました。
ミルガウスとローテで使おうと思います。うふふ(エリイちゃん)。
ちなみに、ポートフィノ・クロノグラフには2018年発売の150周年記念モデルというものもあるのですが、これでない理由としては無論
「150周年モデルに黒がないから」
です。
黒、BURAKKU、黒がどうしても欲しかった。
以上、皆さんの時計購入報告も随時お待ちしております。
【おまけ】
箱のサイズ比較です。どれもデカくて重いのでプラモの空箱以上にスペースを取ります。
左からGrand Seiko、IWC、ROLEXです。
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